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「環境再生医」はNPO法人自然環境復元協会が環境関連の実務経験2年以上の者を対象に年1回実施する講習の受講と試験に合格することによって得られる資格です。急速に失われていく自然環境を再生し、持続可能な循環型社会を構築するためには、行政・産業界・教育界・地域住民などの協働が必要不可欠とされています。環境再生医は自然環境に関する専門的知識や地域の歴史・風土への理解などの裏付けのもとに、この協働を市民の立場で調整・推進していくことをその役割としており、地域の環境を診断し、治療を行う「わが町の環境のお医者さん」との意味から名付けられたものです。
平成15年に制定され、行政官・研究者・企業実務者・市民活動家など現在全国で約3,000名の環境再生医がいろいろな分野で活躍しております。
   
調 査 処 方 箋 治 療 ケ ア
「ご挨拶」
認定NPO法人自然環境復元協会 理事
環境再生医制度委員長 有賀一郎
環境再生医というネーミングは、環境のお医者さん:環境医という提案に対し、品田穣氏(本協会理事、元文化庁主任調査官)が再生という二文字を入れようよ、ということで決まりました。これにより、環境のお医者さんのやるべき仕事が再生・ルネッサンスであるという方向性が定まったわけです。環境庁が、環境再生という用語を産み出す少し前の事でした。そして、本協会の活動を新たなフェーズに導くことになりました。それは、外なる自然から内なる自然への回帰であり、外部環境のみならず人間の内面・文化までも含む環境総体の再構築・ルネッサンスという方向です。
環境再生医の意味するところは、環境再生に携わる「町医者」、「かかりつけのお医者さん・ホームドクター」ということになります。昔のかかりつけのお医者さんは、身体から心のケアまでを含む全体をカバーしておりました。その地域・家族について、誰よりも詳しかったのです。このような思いの元、自然という外部環境のみならず、人間を含めた大きな意味での環境に係わるお医者さんを環境再生医とネーミングし、町の津々浦々に配置したいとしたわけです。主体となる人間を含めた総合的な環境再生を行うためです。
環境問題とは、言い換えるならば自分の故郷・心の故郷が失われた状態といえるものと思われます。環境再生医が携わる環境再生とは、その故郷を再生すると言うことに他ならないものと思います。故郷を維持することができず失われたとき、自然環境も心の環境も深く傷ついてしまいます。これに対し、その土地・地域、すなわち町の津々浦々から、失われた故郷を再生しようとする動きが始まったとき、新たな故郷・自然が生まれ出、外部環境・内部環境ともに癒されてゆくものと思われます。
環境問題は個々人の活動の積み重ねの結果であり、地球規模の環境問題といっても、個人の問題に還元されるものと思います。地球規模の環境問題を発生させたもとが個人のレベル、故郷の喪失から始まったものとするならば、迂遠なようですが、個人のレベルから逆のねじを回し続けてゆかなければなりません。そして、大きなうねりへとつなげてゆかなければなりません。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
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最終更新日 ( 2010/09/03 金曜日 15:58:51 JST )
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